たまったま昨夜Youtubeを見ていたのですが。

Fatshark Dominator HDO FPV tiny whoop tokyo

Fat Shark HDO

なるものを発見して。。。
いつものごとくはじめは「また変なマイナーチェンジかなー」と思っておりました。
昨年忙しかった時期も息抜き的にたまーにチラホラyoutubeを見ていて
Fat Sharkが意味のよく分からない新製品をポコポコ投入しててなんじゃコレは・・・
と思ってはいたのですが。

ですがですが。

今回のこのHDOは、結論から言いますと、、、注文しました。。。
くっそ高い。。。

ゴーグルはかなり個々人の好みがあるので特に正解は無いと思います。
今回の決定理由としては「私のニーズにかなり合致した」というのが理由でしょうか。

ゴーグルを真剣に調べたのはFPVを始めた2015年の最初と、
2016年途中で余りにも皆がHDを使い始めたので「どうした?」と思った時の2回ほどあります。

私が買った当初(2015年)のリサーチではHDは「そこまで買いではない」という意見がもっぱらでした。
まだまだFPV自体がそこまで熱を帯びていなかったので、趣味に投資する金額も
全体的におとなしめな傾向だったのも理由だと思います。
わざわざ機体に積むカメラ側が然程良い映像を送って来ないのに
倍近い(Dominator V3と比べて)金額だしてHDを買う必要は無い、
というのがもっぱらの評価でした。それが2015年。

その後しばらくして、やたらみんなHDを買い始めたなと感じる時期があり。
そこで今一度真剣に調べた際にたどり着いた個人的結果としては、

1 HDは目自体を動かさなければならないので自分的にはちょっとメンドイ
2 画素数は上でも、実際にはボヤケて見えるのでちょっと不快

という2点からDominator V3のママが自分には最適だとなりました。

確かにFPV(ファーストパーソンビュー)がそもそものコンセプトなので
ゴーグル越しに見る世界も、あたかも自分が機体に乗っているかのような「没入感」が大切という
意見も十分に理解できます。故に、そこに重点を置く人にとっては視野角の広いHDの方がハマるのだと思います。

ただ個人的にはただでさえ限られた視野から得られる情報で操縦をしなければならないので
情報はキチンと把握したいと感じる部分がありました。
なので、その観点でゴーグルをかけると、HDは画面の端の情報を取るのに
わざわざ目を動かして見に行かなければならず。
単純に同じ情報を取得するのに視野角がある程度狭い方が「楽」、「早い」というのが実感でした。
(仕事でもほぼ同じ理由で、大きすぎないけど十分に大きい画面1台で仕事をしています。)

ただ、1点だけHDが羨ましいなと思った点がありました。
それは4:3の画面比率でした。
Dominator V3は16:9で、その比率自体は問題ではないのですが、
殆どのカメラが4:3なので、4:3の映像が無理矢理横方向にストレッチして表示されます。

2015年当初、Dominatorが16:9を採用したあたりでは、カメラも16:9にしようという
動きが少しだけありました。ただ、結果としては、まったく採用されず。。。
主流は4:3でほぼ固定されてしまいました。

FPVを始めた当初からずっとこの16:9に引き伸ばされた映像で操縦しているので、
実際の操縦自体には全く問題はないのですが、始めてDVRを使って、
自分がTiny Whoopを飛ばした映像をパソコンで見た時に、あることに気がついてしまいました。。。

4:3のママで、横にストレッチされていない情報(絵)の方が圧倒的に距離感を掴みやすい

という事実。
普段から見慣れている物体の中を飛ばすことが多いTiny Whoopでは特に、
日頃目にしている物体のプロポーションから得られる情報が操作に直結します。
ストレッチしていない映像を見た時の率直な感覚は「楽」。。。の一言でした。
距離感が掴みやすい。。。
コレを知った時は正直ちょっとショックでした。。。
 
 
 
つまるところ、今回HDOの購入を即決できた理由としては

1 上記、4:3問題
2 視野角の改善
3 FPV映像に対する期待

でしょうか。

1は前述の通り。。。

2の視野角は、やはりコレは読み通りで、視野が広ければ良いというのはやはり誤解だという
結論に辿り着いたのだと思います。ある程度は目を動かさずに把握出来る方が楽でしょうから。

そして最後の3番ですが「もっともっとこの目でキレイな映像を見たい!」
という自分の中でそもそも存在した、原点回帰的な大きな欲求的部分があります。

2015年にFPVを始めた当初。私を魅了したのは、当然ですがあのcharpuを始めとした
youtubeに上げられた美しい映像の数々。

それらはもちろん全て機体に搭載されて録画されたGoproの映像。
実際にゴーグル越しに見る映像は、Goproのあの圧倒的な鮮明さは無いものの、それでも
今まで見たことの無い、自分の体では絶対に行くことのできない視点から世界を見ることの出来るワクワク感。
飛ばし終わってから収められた映像を見るのも楽しみの一つでした。

それから間もなく、日本では200g以上を飛ばすとこが事実上不可能となり
真っ先に不可能になったのはこのGoproを積むこと。
同時にドローンに対する風当たりも一気に強くなり。
そんな環境の中で、そもそも無理をしてまでも5インチを飛ばす気自体があまり起きなくなり。

そこで出会ったTiny Whoopという素晴らしいカルチャー。
少し別の視点ではありますが、また再びあの機体から送られてくる
普段は見ることの出来ない絵の楽しさと、何とも言えないワクワク感。

自分のFPVの原点は、ただただこの目で普段見ることの出来ない視点から
色んなものを見てみたいという欲求でした。

HDに乗り換えるか少し検討した当時、同じ検討をしていて発見した、私と全く同じ意見を持ったこの方々。

昨晩、これらの映像を見た瞬間に、ある意味確信に変わりました。
彼らが言うのだから間違いない。

最近ではカメラ側もかなり精度の良さを売りにしたものが登場してきている模様です。
ただ、まだまだTiny Whoopでそれは望めません。
それでもやはり、あの小さな機体から送られてくる、自分をワクワクさせてくれる映像をもっともっと鮮明に見たい。
もっともっとキレイな絵を見たい。
この思いが今回の購入への一番の大きな理由だと思います。

※ちなみにOLEDスクリーンはPanasonic製らしいです。誇らしいですね!