飛行機乗り遅れるかと思った笑。何でも1発でうまく行くと思ったら大間違い、本当にものづくりの難しさは毎回痛感させられます。コレを組み立てたのが出張3日前の夜で、明けた次の日の朝に一度テスト撮影をして上手く行けばその日で撮り終える想定、何かしらダメだった場合、最悪でも出張前日の朝に再撮影で何とか。。。と頭の中で想定して始めたが。
Day1:夜から機体組み立て
Day2:早朝撮影、うまく行けば初日で終了
Day3:予備日
Day4:出張の為不可
という算段。
Day1:Banggoodから届いていたSQ12を開封。ちなみに以前調べていた時にSQ12を使ってる外人の大半がレンズを必ず交換していたので、もう検証している時間が無いので有無を言わさずにレンズを交換。完全にこの点は疑問しかない。。。実際にどんな絵なの?と。流石に不安だったので事務所内でテスト飛行・撮影。・・・実際に外の絵になると違うのか?とも思いつつも、どうも撮れる絵に納得が行かない。そこから少しだけ追加でリサーチ開始。MobiusとSQ12を比べている人を発見。曰く、SQ12の方が広角なので少しディストーション強めの魚眼に近い絵が撮れるとのこと。それ・・・それを望んでいるのだよ今回の場合は・・・(たぶん!)。そこから急いでまたレンズを再交換。時間が無いので本当に綱渡りです。そしてカメラの設置アングルでも少し悩んだけど保険の意味でもカメラアングルを低めに設置して、ゆっくり飛ばして編集時に気持ちスピードを上げて映像の尺を合わせようかなという作戦で英断!
Day2:撮影初日の朝、いざ撮ろうと思ったら数時間前まで動いていたSQ12が動かず笑。色々検証しても全く原因不明で。急いでAmazon PrimeでSQ12を当日届くやつ探したら残り1件だけあったので急いで購入。この時点で既にリスケ確定。
Day1:夜から組み立て
Day2:故障の為昼過ぎに追加SQ12着→設置
Day3:早朝から撮影、この日で撮り終えなければならない
Day4:出張の為不可(だけどひょっとして朝だけ撮影か?と頭の片隅に・・・)
Day2(改):昼過ぎに追加購入のSQ12が届いて再度分解&設置。ただ今回はまたダメになることも(一応大人なので想定としてね)想定すると電源を直接FCからの供給にすることに少々懸念あり。も一回ダメだった際に取り替えが手間で間に合わない?プラス、ちょっと原因かも?と思う節としてFCからの電源供給が5Vなのですが、この5VがちょっとSQ12にとっては高かったかも?とも感じていました。何となくSQ12の温度が異様に熱くて。回路が焼けちゃったかなと危惧はしてまして。なので苦肉の策としてバッテリーもくっつけたままで機体に積載する方法にチェンジ。
この重さで問題なく飛べそうであればそれで何とかこの方法で撮影をこなしたい。。。事務所内を飛ばしてみた印象としては結構行けそうだなと。バッテリー無しだった時は普通のLipoでも行けると思ってましたが、流石にバッテリー込みの場合はHVじゃないと厳しそうなので手持ちのLiHVの本数分しか撮影できないのでココでも結構プレッシャー。
Day3:何よりも今回は時間との戦い。ここ東京のど真ん中です。まず人がいない時間なんて存在しない。4時から4時半、コレが経験上一番人がいない時間。5時半位までは何とか場所の特性に合わせて人がいない場所に移動しつつ撮れるか・・・撮れないか・・・。そんなこんなで出張前日早朝に始めてこのSQ12搭載UR65のHD Whoopで撮影開始。事務所内でテスト撮影はしていたものの、実際どんな絵が撮れるのか完全に不明笑。一応コンセプトとしては東京の中でも自分が好きな道を魅力的に・・・と考えていたのですが。なぜかこの日は異様に酔っ払いが多く・・・かなり予定変更を強いられる事態。。。それでも渋谷の東周辺の確実に撮れる場所から撮影を始めて、撮れるところだけどんどんこなして。それでも想定の半分かそれ以下位でしょうか、収められたのは。何よりも、そもそもちゃんと撮れているのか?の確認をしている時間が無いので完全にカケで撮ってます。撮影を終えて恵比寿のマクドナルドでドキドキしながら映像を確認。。。しかし。納得がいかない・・・。この日はほぼ無風でした。朝の時間帯特有のたまに大きく空気が動く感じの風?こそあれど、はっきり言って風は無いと言えるような日です。しかし。30gしか無い機体です。なのでほんのちょっとの風でも機体が揺れる。映像を確認して気が付きました。ゆっくり飛ばす作戦は失敗です。映像を見ていて全く気持ちよくない。Whoopを飛ばしている時の楽しさ、ドキドキ感が一切伝わって来ない。しかしすでにもう7時を回っていたのでタイムアウト。早る気持ちを抑えて、翌日に持ち越し。。。(映像中で恵比寿神社の前までがフラフラ映像。マックでの反省を元に恵比寿神社前で試しにスロットル上げ気味で撮影した辺りからが少しフラフラが解消されているかと。)ここでかなり悩んだのがこのタイミングでUR65からフレームをSnapper6に変更するか否か。間違いなくSnapper6の方が撮影向きだということは最初に飛ばした時からも痛感していて。やはりカーボンの硬さがあると絵が断然安定します。そしてこの場合、重さも少し重要で。重すぎてもNGですが、軽すぎると風に負ける。ただ今回の判断としては、この絶対的に安全なUR65という機体でどこまでの絵が撮れるかを検証したいという個人的な興味が強く。映像として納得がいかない自分のエゴと、これからの可能性に対する探究心との葛藤。結論としてはUR65のママで行きます。
Day4:出張当日、飛行機まで5時間を切っております笑。作戦変更。カメラアングルは直す時間無いので若干絵が下向き気味になることは覚悟のうえ、スロットル上げ気味で風に負けない(負けにくい)速度で飛ばしていきます。初日に撮りはしたものの、特に自分の思い入れ(思い出)のある道で納得のいかなかった道の再撮影も合わせてこなします。そして何よりもこの日の一番の敵は・・・雨。コレばっかりは・・・。予報は曇でも、そこはお天気様です。容赦なく降ってきます。雨にフラレても機体自体がダメになることは経験上そこまで無いのですが、一番の問題はレンズに当たった水滴。これは完全にアウトでして。でもなんせ時間がない。コレも完全にカケです。レンズを拭いて飛ばして、帰って来た時にレンズを確認して水滴が無ければとりあえずOK的な。
映像の中の道はどこもワタクシの思い入れのある道。東京の生活の大半をこの辺の道で暮らして参りました。なのでなるべくその道の魅力が伝わる絵にしたい・・・と力が入る反面、如何せん機体もカメラも全く検証が出来ておらず。残念ながらなかなか一発で納得の行くものにはなりませんでした。本当にギリギリ最後、もう流石に飛行機に間に合わなくなるタイミングで撮った原宿の抜け道。恐らく映像の中で一番キレイに撮れたのでは?と思っております。知る人ぞ知るあのほっそーい道。ここ住む人、働く人には本当にお世話になっております。あと渋谷のさかえ湯の通りもなかなか渋谷とは思えない風景で。さかえ湯にも相当お世話になってきました。まだまだ納得はいかないものの、取り急ぎSQ12でHD Whoopを飛ばしている先輩に続けと、ワタクシなりにまとめてみました。完璧では無いにしろ、本当によく出来た機体です。後はこの機体で何処まで魅力的な絵に昇華させられるか、それは作り手の発想と努力次第なのではないでしょうか。まだまだ自分の知っている魅力的な東京は沢山あります。しばらくは地道に撮りためていこうかなと思います。
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