スゴクいい!
想像で判断するのもどうかと思うのですがプロペラの形状を見る限り恐らくTBSのプロペラと同じもの?でしょうか。私が入手したのはKingkongのものですが、巷での評判はあまり良くなく、まぁとりあえず経験だけしておこう的に入手したのですが。使ってみたところ個人的には絶賛です。
(左:UR65に普通に装着 右:BetaFPV 1mmシャフトモーターに加工して装着)
とにかく驚いた点。音が無音。初め羽の音を聞いた時結構焦りました。もともと5インチもイヤホンを付けて飛ばす派なので、音が無い状態で飛ばすのがあまり好きではなく。なのでWhoopなんかもあまり音の聞こえない遠い部屋を飛ばすのが苦手だったりします。このKingkongプロップを装着して初めて飛ばした時、その音の無さにビビりました。(ちなみに今BetaFPVの1mmシャフトモーターとUR65のデフォモーターと2機平行で使っていますが、UR65のデフォとの組み合わせにおいて無音です。BetaFPVの方はもともとモーターの音が少しあるので、そっちは普通に音がします。)苦手としている無音で飛ばさなければならない感覚に近いくらい、その位音が無いです。もう美しいとしか言いようがない、本当に美しいです。
もともとUR65において、羽が3枚と4枚とで好みが分かれるのですが、個人的には3枚派の人にもEachineの4枚を勧めます。4枚があまり好きでは無い人の多くは抜けが弱いことに対する抵抗だと思うのですが、慣れの問題だと思います。で、この羽根の幅が広い今回のKingkongの4枚羽ですが、トンデモなく抜けないです笑。スロットルを落としてもなかなか機体が落ちてこない。もちろん想像はしていたのでそこまで驚きはしなかったのですが、当然その違和感に、最初は使うこと無いかなーと思っておりました。
ただ飛ばしているうちまず気がついた点。バッテリーの持ちが良い。。。え?前評判だとバッテリーの消耗が激しいって聞いてたけど。。。そして同時に気がついたのが、当然飛ばしていると最初と最後とで電圧が違うので、通常であれば最後の方は極端な高低差に弱かったりします。が。このプロペラは最初から最後までかなり一定して高低差に強いです。ビビりますコレ。
想像ですがバッテリーを一番食うのは急激なパンチの時に食うことは知られていると思います。特に急降下からのスロットル全開で機体を保持するとか、要は一番プロペラが回らない状態で大量の電流が流れる訳で。しかしこのKingkongの4枚羽ですが、抜けが非常に少ない分急降下からのパンチという動きが必然的に抑えられているのだと想像します。常に一定してプロペラが回転しているので、流れる電流がある程度一定なのではないかと。なので極端な消費をしない、ゆえにバッテリーの持ちがいい。
では抜けないことに問題があるのか?
実際に飛ばしていて体が勝手にそうするのですが、今までEachineで飛ばしている時よりも圧倒的に部屋を3次元に飛ばしている自分がいます。恐ろしいくらい空中に食いつく、吸い付くので今までドローンと言えどもある程度2次元的に部屋を飛ばしていたものが、上下の高低差を無視して全方向どの方向もコースになるような感覚。今まで高低差のある軌道に関しては「無理やりスロットルを抜いて機体を下ろしていた」感覚が、このKingkongのプロペラを使うと「その方向に向かって機体を飛ばす」感覚になります。高低差があったとしても、上昇でも下降でも自分の意思でその軌道にスロットルを入れる感覚になります。
後は今までよりも空中に吸い付くので、例えば椅子の下を抜けた先がスペースがほぼ無くて急に曲がらなければならない状況(弊事務所がそうなのですが)があった際に、ある程度スピードを出していると基本的にはかなり意識して、椅子を抜けた先にスペースが無いぞ、と、椅子に入った瞬間から出口の後を意識して操作する必要性があったのですが、このプロペラだと結構無意識で突入しても抜けた先で普通に曲がりきれちゃいます。恐ろしいバンク性能。今まで最低でも2つ分くらい、現状突入する障害物と、その先の状況を頭に入れつつ操作していたものが、もう目先の障害物だけにフォーカスしてても何とかなっちゃう操作感。
是非騙されたと思って少し使い続けてみてください。慣れてくるとヤミツキになります。
はじめました。というかそもそも何か理由があってやってなかった気がしたけど。。。その理由が思い出せない。。。まぁ忘れたので始めました。
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