最初にTiny Whoopを始めたのがInductrixのFCで。そこからBeecoreに移った理由は単純明快、InductrixのFCがダメになってしまったから。楽しくて楽しくて飛ばしまくってて、あれだけ飛ばせばそりゃ納得だよね、ってレベルで飛ばしてました。そのタイミングが2016年の年末も年末、ヨーロッパもアメリカもクリスマス休暇に入った後のタイミングで。ebayでもAmazon.comでもInductrixのFCの入手が困難でかなりがっかりしていたのですが、たまたまその数日後にBanggoodからBeecoreが届いたのでとてもラッキーでした。

最初にBeecoreを使って思ったのは、InductrixのFCよりも入力に対して素直反応してくれること。InductrixのFCで制限されていた角度で機体を倒せる、その状態でスロットルを上げられるのでスピードに関してはBeecoreの方が出せるなと。美しさとか、最終的にかかった時間などは不明ですが、とんでもなく荒いドリフト?でカーブを曲がることが出来るなと。どうしてもInductrixのように角度などが制限されると、「曲がることのできるカーブ」が限られてくる印象はもともとあったりして。でももちろんスピードを落とせば曲がれるし、何度も何度もトライすると、このラインで突入して、この機体の切り具合で滑らせると唯一このカーブを抜けられる。なんていう発見もあったりして。「制限」があることは、時として非常に突き詰めがいのある、楽しみに変わるものなのだな、なんて素直に楽しんではいました。
 
BeecoreとInductrixのFCとで一番違うなと感じたのはカーブの時のスロットル操作でした。Beecoreはカーブ時によりシビアな操作を求められる印象。絶妙にスロットルを足さないと機体が床を擦る。IndctrixFCでもスロットルは足すのですが、そのシビアさが、Beecoreの方が要求されることは感じてました。制限はあるものの、カーブを曲がる美しさはInductrixFCの方がキレイだなと思っていました。なので頭の片隅に、多分Inductrixは右スティック操作時に機体が下がる部分をFC側でカバーしてくれているのだろうな、とは想像していました。今回タイトルに掲げていますMockingbird(モッキンバード?モッキングバード?)ではこの設定をコントローラーにしてしまえ!と。なるほどですね。それは便利だろうなと前から興味はあっても試してみていなかったコトの一つではありました。

Project MOCKINGBIRD

そんな訳で興味深々、コントローラー側にスロットルを足しつつ、モッキングバードの設定を試してみよう!という企画です。カーブで完全にスティックを倒し切って曲がっていたInductrixが懐かしい・・・。

・・・結論! 曲がれない角が増えた!
これやっぱりコースによるかな。飛ばす時のカーブがちゃんと考えられてるコースなら良いけど、家の中で楽しむにはちょっと曲がれないところが多すぎる印象(そりゃスピード落とせば曲がれるけど。。。楽しくない)。アメリカ向きか?日本の家事情ではちょっと調整することを進めます。特にYAWが厳しいかな。右スティック操作時にスロットルを足すことに関してはそこまでネガティブではないかも。飛んでる姿がキレイに見える、要は人間の手でちっちゃく細かく微細なスロットルを足す作業をしなくても済む部分が増えるので右スティックに集中できる印象はあります。逆に、コレに慣れると左スティックのスロットルの微細なコントロールをサボりがちになります。慣れの問題ですかね。30(パーセント?)とまでは行かないまでも、ちょっと足しておくというのは個人的に有りかもな、とは思いました。若干クラッシュの回数が減った印象はあります。(←慣れるまで数日は明らかにストレスです。クラッシュの回数も劇的に増えます。)ピッチに関してはかなり早い段階で30→20に減らしました。前にスティックを切った時に機体がいちいちフワフワと上昇してしまって厄介だったので。特に廊下ターンなどは機体を回した際にブレーキの意味でも思いっきりピッチを前に倒しつつ、スロットルも入れると思うので、その時に割と意図せず上昇してしまうことがあったり。これも慣れればスロットルを弱く出来ますが、椅子の下を通す時なんかも無駄に機体が上がってしまってやりにくいと感じることが多々ありました。あと気がついたのは、この辺の原理を全く理解していないのですが、クラッシュ後のジャイロの立ち直りが早くなりました。なんででしょう。まぁ立ち直ったとしてもどっちみちモッサリとしか飛ばないので・・・。
 

最初設定してみてから3日くらい経ちまして、YAWだけはSuper Rate上げちゃいましたが、他は基本的にママでやってみてますが慣れてくるとなかなか良いかも?とも思います。この右スティックの直線入力感。割と大胆に、思い切りスティック倒せるので「操縦してるぜ!」的手応えが明確で味をしめてきました。Inductrixも確かにそうだったなー。
fpv tokyo tiny whoop mockingbird モッキングバード betaflight