3年近く前まではドローンは巨大でした。ボリューム感としてだいたい60cm前後のかたまりか、それ以上のサイズ感。そこが起点となって歴史が進んで来たので「それ等よりも小さい」という観点から6インチ、5インチ、4インチ近辺のサイズの機体をMini Quad(ミニクアッド)、通称「ミニ」と呼びます。(クアッド=4輪、プロペラ4つだから)

そこから、更に小さくても十分に操作性を確保できる技術・セットアップが開拓されて来たのでMicro(マイクロ)というジャンルが出てきました。要は「ミニよりも小さい」という使い分けから発生しています。3インチ、2.5、2インチ、Tiny Whoopなどがこのジャンルに入ります。

一応まだ操作性などの確保が難しい=盛んでは無い=皆が言葉として使用する頻度が少ない=認識が低い、ということはありますがNanoと呼ばれている、Microよりも更に小さいジャンルも存在するにはしますが、上記の2カテゴリー程の一般性は今の所無さそうです。

機体のサイズを6インチ、5インチといったインチで呼ぶ形式ですが、直接指しているサイズはプロペラのサイズになります。プロペラのサイズによって大まかな機体の特性が決まってきますので「〇〇インチのプロペラを付けられる機体」と言うと機体のサイズと特性を把握するのに適しているということもあり、プロペラサイズで機体を呼びます。

他にもサイズ表記の基準として対角でのモーター間の距離が上げられます。5インチの機体の場合大体220mm前後、Tiny Whoopで言うと65mmといった感じで、機体の中心に基盤を積み、その外側にモーターを4つ乗せる関係から、モーター間の距離も一つの指標となっています。フレームや機体の名前の中に210とか220とか180といった数字が並んでいる場合は、このモーターの対角の距離になります。ただ、機体の中心に積む基盤関係のサイズがある程度決まっていることから、腕が素直な十字型ならばこのモーター間の距離で、付けられるプロペラサイズが決まってくるのですが、キレイな十字型ではない亜種も存在する関係から、一概にモーター間の距離=プロペラサイズとはならない事情もあります。

最近出始めている亜種
スイッチバック
プラス(←細かく言うとドローン初期はコレだったらしい。でもモーターがカメラに入ってくるからX型になったという経緯らしいです。へぇ〜。)